このところ、各事業部の責任者と来期以降の事業計画を


一緒に作っています。





僕としては出来るだけ実行フェーズで口出しをしたくないからこそ


策定フェーズである『今』、どういう視点が必要か、どういう


目標にして、どういう戦略でやるのか、という部分を徹底的に


議論し、ボトムアップで何が出来るのか、を考えるのではなく


トップダウンで目標を達成するためには、どうすればいいのかを


一緒に考えるようにしています。






ただ今までこういう形で事業計画を作ったことがない人も


多いせいか、目標と予算の違いに戸惑う人も多い。






最終的に予算を作っていくうえで、各メンバーが腹落ちした予算に


するためには、ボトムアップでその実現性があるものにしないと


意味がなくなってしまうけれど、最初の事業計画をつくるときには


トップダウンで自分が達成したいと思う目標をベースに


考えないと大きなビジネスには絶対にならない。





事業責任者は足元の現実ラインから次年度以降の成長を


考えるのではなく、ゼロベースで大きな目標を達成するには


どうすればいいのか、という視点で事業計画を考えて欲しい。





そしてその上で自分が「これであれば難しいけれど絶対にイケる!」って


思えるレベルになるまで何度も何度もブラッシュアップすること。


事業責任者が「これは出来ないだろうなぁ。」って思っていたら


メンバーは誰もついていかないし、絶対にうまくいかない。





もちろん全てが見通せるわけじゃないから事業計画なんて


穴があるのは当然だし、やってみたら全然異なるなんて


しょうがない。


そんなのはミスでもなんでもなく、軌道修正すればいいだけのこと。


重要なのは完全なデータなんて手に入らないし、全てを見通すことが


出来ないなかで、いかに将来を予測し、仮説をつくり、勝つまでの


ストーリーを作るか。






失敗を恐れず、自分を信じていこう。






■今日の名言


真実でも嘘でも、それをずっと自分に言い聞かせていると、

終いには信じるようになるというのはよく知られている事実である。

もしそれが嘘であったとしても、やがて真実として受け入れられるようになるのだ。

すべての人間は、その心を占めている思考のありようなのである。

確信とは、何かを繰り返すことによって、誘発または創造された

心の状態のことである。
『私は前向きで、私ならできる』という姿勢が、パワーと能力と

エネルギーを生み、成功へと導くと信じよう。

『自分ならできる』と心から信じれば、どうすればいいのかは

自ずと明らかになり、その成果が現われるだろう。

あなたは自分を理解し、受け入れ、前向きな感情があなたの

心の主要位置を占めるように励み、そしてもちろん後ろ向きの感情をくじき、

消滅させることが必要である。

前向きな姿勢がもつ力を信じれば、あなたは実際に状況を支配し、

環境が自分に有利に働くようにしむけることもできるようになるのだ。

信じる力は、あなたの資質の中でもっともかけがえのないものの一つである。

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