ECナビでは、社内イベントが非常に多い。


Qでの総会もそうだし、合宿、運動会、バーベキュー、


交流ランチなど様々な社内イベントがある。





ときにこういう社内イベントは止めて欲しいという声も


上がってきたりする。


実際、最近スタッフ向けに行った意識調査ではこういう


コメントが何人からからあがってきた。





ひとつひとつ、きちんとなぜこれをやるのか、という


説明をしてこなかったからその意味が判らないのかも。


確かにこの点については反省。





ただ会社を経営するということは、単に事業を創って


利益を出すということに留まらず、それらを継続して


実行していく組織をどう創っていくか、更に言うと


その組織の行動規範や組織カルチャーを創っていくことだと


僕は思っている。





この行動規範や組織カルチャーには知らず知らずのうちに


勝手に作られていくものと、意識して創り上げていくものの


2つがあるけれどもちろん、難しいのは後者のように


従来の延長線上にはない異なる行動規範や組織カルチャーを


創っていこうとする場合のこと。


これはトップが強い意志を持ってやっていかねば絶対に根付かない。





個人としての行動規範は既にクリードの中の価値観として


規定されているけれど、組織としてどのような組織を目指して


いくか、ということについては、僕の心の中にはあったけれど


それを上手く明文化できずにいた。




最近、それじゃいけないってことでようやく悩みながら


自分が創りたい組織風土ってどんなんなんだろうと


行き着いたのがこれ、「シリコンバレー型ベンチャー」。




シリコンバレー型ベンチャーって何?って質問もよく受けるけど


簡単に言うと、こんな感じ。



オープン、かつフラットな環境でモチベーションの高い
メンバーが集まり、互いに切磋琢磨するシリコンバレーの
ベンチャーのようなベンチャー。
実力主義であると同時に優秀な若手には抜擢も積極的に行う。
そして情報は徹底的に全員で共有し、変化に対して
スピーディに対応できる組織。




こういった組織にしていきたい。




もちろん、社内イベントをやったからといって


それがすぐに目に見える効果となって見えるわけではない。


それでも何もやらないでいたら理想からどんどん外れていってしまう。




という訳で手段については常にもっとベストなものを検討しながら


時に回り道もするかもしれないけれど、こういった組織風土を


創っていくために今後もいろいろと試行錯誤していきたいと思います。






■今日の名言


「状況の奴隷になってしまうと、状況が悪いことを理解し、

自分の夢が非現実的であったという結論を出すだけに

なってしまいます。しかし強い願望を持っている人は、

問題を解決するために、創意工夫と努力をはじめ、

目的に到達するまで、決してあきらめないのです。

つまり、目的に向かって進んでいく人、

挫折を重ねていく人、そして、だらだらと一生を終えて

しまう人の一番大きな差は、この願望の強さなのです。」


(稲盛和夫)