弊社のようなベンチャーでは若くてもどんどん仕事を
任せていっています。
結果として早くからリーダーとして活躍するメンバーも多い。
しかし一方でプレイヤーとしては優秀であっても
必ずしもリーダーとしては優秀ではないこともある。
機会やポジションが人を育てるというのはあるけれど、
リーダーとしてチームのベクトルをあわせて
一人一人の力を引き出して、1+1を3にするように
するためにはそれだけに任していくわけにはいかない。
ダイヤの原石も磨かなければ輝かないように。
そこで土曜日にリーダー層以上を対象にコーチング研修を
行いました。
今回の研修ではITMediaでも記事を書かれている平本さん に
講師を依頼しました。
(最初は知らなかったのですが途中で気づきました)
詳細は今回の研修の企画をした経営本部長のS氏のブログ でも
紹介されていますが、いやぁ、良かった。
まさにみんなに気づいて欲しいと思うことを僕からでもなく
平本さんからでもなく、自ら気づけるような研修になったと
思います。
ああいう研修では、いかに本音を引き出させるような
雰囲気をつくりだすかが、非常に重要となるのだけれど
そのための準備というか、仕込みがうまい!
まさにコーチングのプロフェッショナルという感じ。
単に内容だけではなく、研修のやり方としても
非常に気づきの多いものでした。
というわけで内容というよりはその進め方の点で
僕が気づいた点をいくつか紹介します。
■備品、環境
・ホワイトボード。資料を全部作りこまない。
・時間を知らせる鐘。柔らかな感じ。
・ストップウォッチ。時間を区切るため。
・机を使わない。若干非効率でも、それよりもくっついている感、一体感重視。
・ステレオ。音楽。3種類程度?落ち着かせるタイプ。高揚感タイプ。
・黄色のビニールテープ(床に貼れるもの)
■講義の進め方
・細かく時間を区切る。1分、1分半など。
・ひとつづつやらせる。
・本人に語らせる。
・二人一組。Aさん、Bさん。話し役、聞き役。Bさんは共感してあげる。そうだよねと。
・まず全体像。その後そこから抽出。
・良い話を最初にさせて、次に課題の話しを引き出す。
・昼休み後には最初に音楽をかけて体操。最初に体を動かさせるのはリラックスさせる良いコツ。
・50分やって10分休憩を1セット。
・みんなの前で発表させるのではなく3人程度のチームの中で発表させる。
・適宜拍手を入れさせる。
今後もこういった研修は継続的に行っていますが
重要なのは、これを実際どうやってチームの中で
活用していくか、です。
自分が動かなければチームは変わりません。
今回学んだことをどんどん自分なりにアレンジしながら
チームを率いていく良いリーダーを目指して欲しい。