去年のこの時期に「来年の13の予測 」というエントリーを書きました。


で、今年も書かなきゃなぁと思っていたら、知人から


『ちなみに去年の13の予言って何勝何敗だ?』


という挑戦的なメッセが。。。


というわけで見直してみました。


かなり主観ではありますが、






5勝4敗4引き分け


かな。


勝ち越しってことで。。。




1.広告主におけるリスティング広告への出稿比率が更に高まりインターネット広告の50%まで達し、かつリスティング型広告のメディアが増えていく。


→【負け】まだ50%には達してないです。うーん30%くらい?ただアフィリエイト広告ともあいまって明らかに広告代理店における提案手法も変わってきました。またリスティング型広告としては、検索クエリー課金型はPCにおいては特許(?)の問題もあってほとんど出てきていません(むしろLISTOPは撤退)が、コンテンツマッチ型広告のネットワークは結構出てきました。


2.PV数やユニークユーザー数に並んで検索クエリ数がメディア力を測る一つの指標となる。


→【負け】まだここまで行かず。ただメールのようなプッシュ型広告からプル型広告への転換は確実に起こっている。


3.キーワード広告にデリバティブの概念が取り入れられるようになる。


→【負け】ちょっとまだ早すぎたか。。。これは日本ではあと1~2年くらいかかるかな。


4.googleの本丸はローカルサーチであり、競合するのは電話帖ビジネスや情報誌ビジネスである。googleとNTT、リクルートとの競争が激化する。


→【負け】『googleの本丸はローカルサーチ』というところはズレてないと思うけれど、まだ模索中。ただ明らかにその場合には、地図が重要なポジションを占めてくるはず。


5.大手ECサイトでは、在庫管理の重要性が更に高まり、ロジスティックスを上手くやれるところが利益の出せるECサイトとなる。


→【引き分け】当たったかどうかはよく判りませんが、間違ったことは言ってないはず。


6.日本でもWeb2.0系のサービスが雨後の筍のように出てくるが、そのうち買収される企業は数社あるものの、早い段階でバブルがはじけて沈静化する。


→【引き分け】確かに雨後のたけのこのように出てきた。ただ日本でのWeb2.0系のサービスで買収されたところってほとんどなく、売却よりも増資してとりあえずはIPOを目指すという形で動いている。ただバブルははじけきらず。


7.SNSはmixiが一人勝ちとなる。


→【勝ち】PCについては当たった、というか順当過ぎ。ただ意外なところからモバゲーが出てきた。これは予想できませんでした。


8.ソーシャル系サービスは、ニッチ分野に特化し、そこでの初期ユーザーを上手く囲い込めたサービスのみが生き残る。


→【勝ち】これは原理原則みたいなものでトレンドじゃないね。youtubeやdiggがその代表例。


9.ポイント系サイトがたくさん立ち上がるが、ほとんどのサイトは他のポイント系サイトと差別化できず頭打ちとなる。


→【勝ち】これはかなりあっていたと思う。ちなみにポイントタウンは価格比較サイトへ転身。


10.ブログサービスは規模が大きくなれなるほど、負荷分散の難易度が高くなりコストがかさむようになり、集客エンジンと割り切ってシステム投資をマーケティングコストだと割り切れるところ以外は規模の拡大を諦め、最終的にクローズ若しくは統合されていく。


→【引き分け】現時点では新規機能を開発する余力があるアメブロの一人がち状態になり始めている。来年ぐらいにクローズするところが出てくると思う。


11.RSSリーダーはIE7.0が出て時に一気に市場が拡大するものの、アプリケーションとしてはコモディティ化してしまい、差別化しづらいサービスとなる。


→【勝ち】これは正解でしょ。


12.中国に進出する日本のネット企業が増える。


→【勝ち】ECナビでは上海に子会社を作りました。CAMも改めて中国に子会社を作りました。でも逆にbaiduのように日本に進出するところも出てきたというのはちょっと予想つかなかった。


13.Web2.0という言葉が時代遅れの言葉となり、その言葉を使うのが恥ずかしくなる。


→【引き分け】「Web2.0という言葉は使いたくはないのだが~」なんて枕言葉をつけて講演で話をする人が増えてきた気がする。。。




2007年の予測はまた次のエントリーに。。。