ここ最近、SNSについていろいろと調べています。


大きなところでは当然のごとく、mixiがあるわけですが、


ECナビ人気ニュースECナビラボ でつくったときに


書いた気もするけれど、mixiのような大規模なSNSが隆盛を


誇る一方で、ある特定の分野に特化したSNS、


いわば『特化型SNS』も同時に広がりつつあるように思う。


これはある意味、何でも揃うデパートがあるのと同時に


分野に特化した専門店が並存しているのと同じ現象。



この『特化型SNS』は以下のように大きく2つに分類できる。


   1.カテゴリ特化型SNS

   2.機能特化型SNS


「1.カテゴリ特化型SNS」とは、地域や趣味、属性などで


分類されたSNSで主に、企業が自社製品を利用するユーザーの


囲い込みや地域の活性化などで用いられることが多い。


またこのSNSには、そもそも目的が囲い込みであるため、


会員以外にはプロフィールをオープンにせず、


かつ招待制をとるパターンが多い。


また、比較的パッケージ化しやすいため、ASP型で


システムを提供する会社も多い。


例としてあげると、最近NIKEとgoogleが一緒につくった


JOGA とか、ごろっとやっちろ とかが挙げられる。


(参考記事)グーグル、ナイキと共同で、サッカーファン向けのSNS「Joga.com」を開設


一方で「2.機能特化型SNS」とは、ネットサービスの運営会社が


ブックマークや、写真や音楽、商品、ニュース記事、動画などを中心に、


ある特定の機能の切り口で多くのユーザーを集め、広告収入を


増やすために使われることが多い。


このタイプのSNSは、メディア力自体を大きくしていくことが


広告収入もしくは本業のビジネスの収益を上げていくためには


必要であるため、クローズドに囲い込みはせずに、


比較的オープンに自分の情報を非会員にも公開できる


ものが多い。そのためブログとも相性がよく、ブログパーツなども


提供したりしており、それが結果として更なるユーザーを


呼び込むことになっている。


例としては、アメリカでは、


  写真 ⇒ Flikr

  動画 ⇒ youtube

  商品 ⇒ yub.com

  ブックマーク ⇒ del.icio.us

  ニュース ⇒ digg


日本では、代表的なところは


  写真 ⇒ フォト蔵

  商品 ⇒ ECナビリスト

  ブックマーク ⇒ はてなブックマーク

  ニュース ⇒ ECナビ人気ニュース


となる。


この特化型SNSについては、まだまだ日本ではmixiの


かげに隠れていて注目は浴びていないけれど、


今後非常に大きく伸びていく可能性が高い分野だと思う。


それに伴って、こういった機能特化型SNSをうまく企業マーケティング


の中にも取り入れて、buzzを作り出す方法論が徐々に出来ていく


んじゃないかなぁ。


ちなみに既にそれに言及しているブログ もあって、


そこではそれをソーシャルブックマーク最適化(SBO)という


言葉で語られています。これは言いえて妙だと思う。


もしかしたら今年の後半あたりからこの言葉が企業マーケティング


担当者の間で流行りだすんじゃないかな。


バズマーケティングとSBOなんて感じで。