社内でどこまでの情報を開示するか。
これは非常に悩ましい。
僕自身、ちょっと前までは口ではオープンで、フラットな
組織を目指すと言いながら、特に意識はせずに
様々な会議の議事録は特定のメンバーしか見えないようにしていました。
ある意味、無意識のうちに情報をヒエラルキーで管理することで
組織を統制しようとしていたのかもしれません。
ただhatenaが社内の情報共有手段として会議を録音して
社外に向けて打ち合わせ内容を公開しているということを
ブログが何かで読んで、早速うちでも似たようなことを取り入れて
議事録については全て社内ブログにあげて誰もが
見えるように変更しました。
まだ具体的な効果は見えてこないけれど、
基本的にIR上のクリティカルな数値や提携、
個人情報等でない限り、情報は社内で働く誰にでも
(社員であろうと、アルバイトであろうと、立場に関係なく)
オープンにしたほうがいいと思っています。
もちろん、何らかの理由によって競合会社へ情報が
漏れる可能性もあるかもしれません。
それでも、情報をオープンにすることで組織が活性化し、
それによって事業が更に発展していくメリットのほうが大きいと
信じてます。
基本的に性善説なのかも。考え方が。
だからというわけではありませんが、僕は競争優位性を
『戦略』や『情報』に置くのではなく、たとえリアルタイムで競合企業に
もれてもそれでも真似されない、もしくは対抗策を打てないような、
組織、それ自体が競争優位となるような経営スタイルを
目指しています。
よく『戦略』に重きを置いているように思われがちですが(苦笑)。
どこにも負けない強い組織を創る。
変化の激しい市場ではそれこそが一番大事なんだと思う。