著者 : 沼上 幹
価格 : ¥735 (税込)
出版社 : 筑摩書房
発売日 : 2003/03
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おすすめ度 :
強い組織(チーム)を創ることが、会社の競争優位性だと
思う僕にとって、常に組織をどうすべきかというは
重要な経営テーマのひとつ。
この本はまさにそういう僕のためにあるような本。
というか、ECナビでもCAでも組織については
この本をベースに考えていると言っても過言じゃないです。
というわけで僕が組織についてどう考えて、
組織変更を頻繁にしているのかという考えを
知りたい人は是非読んでみてください。
もともとが『プレジデント』に掲載していたエッセーをベースに
しているので読み易いです。
最後にこの本の中にも書いてあることをちょっと抜粋・要約して紹介。
普通の意思決定をスムーズに処理できる能力と
自分が責任を取って大胆に決める能力(決断力)とは別である。
決断とは単なる意思決定ではなく、
「何かを捨てて、何かを取る」とか、
「今から一時的に悪化しても、長期的には再浮上する」とか、
「特定の人には不利になるが、他の人には有利になるという
不公平な結果をもたらすけれど組織の長期的な成長の
ためには不可欠である」 等々の
大胆で不連続な側面を持った意思決定である。
全ての点で他社製品よりも優れているものを作るべきだとか、
全ての点で競争相手よりも高い経営成果を達成するべきだと
いうのは、定義的には誰も反対しえない。
問題は時間や人材や予算の制約があるから
全ての点で競合製品や競争相手を上回ることは
簡単には出来ないというところにある。
決断が出来るリーダーをもっともっと育てていかないとな。