新年あけましておめでとうございます。


年末年始と久しぶりにゆっくりと実家で過ごしました。


でも頭を悩ませたのが、この年頭のブログに何を書くか。。。


おかげでテレビも上の空。


ようやく今朝の名古屋から東京に帰ってくる始発の新幹線の中で完成しました。


でもゆっくり考えたおかげでちょっとだけ頭の中が整理された気がします。


というわけで、以下年頭の挨拶です。


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あけましておめでとうございます。


 昨年のネット業界を振り返ってみると、楽天やライブドアの買収劇に代表されるようなネットと放送の融合という派手な動きがある一方で、ブログやSNSといった今までは一つのサービスとして捉えられていた動きが、Web2.0というトレンドで語られるようになり、ブログや検索エンジンがより身近な存在になった一年でした。


ただ昨年の年初に言ったように2005年末の時点でカカクコムの2005年の頭の時点の姿に追いつき、2006年末の時点で実態としてのカカクコムを追い抜こうというブログを書きました。


 昨年一年間のネットレイティングスの資料を見ると、彼らは2005年1月のユニークユーザー数が約400万人、ECナビが約138万人でした。2005年11月の時点でECナビのユニークユーザー数は172万人と、この成長率ですと400万人まであと4年はかかる計算となります。その間当然彼らは更に成長していくことを考えると、このままの成長スピードですと追いつき追い抜くまでにあと10年近くかかることになります。


これは明らかに追いかける『スピード』が不足しています。もっともっとスピードを加速させていかねばなりません。但し、クリエイティブなプロセスの品質を下げてまでスピードを早めるというのではなく、むしろ意思決定プロセスのスピードをあげることが重要です。ここを誤解しないように進めていきたいと思います。


 また今年はブロードバンドという回線インフラの上に検索エンジンやSNSを初めとしたサービスレイヤーのインフラ化が始まっていく年になっていく節目の年となるでしょう。


取り組んでいる全てのメディアにおいてこのようなサービスレイヤーにおけるインフラを目指していくためには、中長期的な視点に基づく戦略的な投資が不可欠であり、『ブランド価値の向上』が重要になってきます。

ブランド価値の向上とは、単にサイトや企業としてではなく、そこで働く人もブランドになりうります。あそこで働いている人は、やっぱりすごいよね、こういう言われるのもブランド力であり、一人一人の意識がブランドを創っていくことになります。


最後になりますが、このような環境のなか、我々は挑戦者として、変化を恐れず変化をチャンスとして新しいことにも積極的にチャレンジしながら『ベンチャースピリッツ』を再度胸に携えて進めていきたいと思います。


今年は、この『スピード』『ブランド価値向上』『ベンチャースピリッツ』の3つを一年の抱負としたいと思います。